妊娠初期の倦怠感や疲労感はいつまで?原因や楽に過ごす方法

妊娠初期の倦怠感や疲労感はいつまで?原因や楽に過ごす方法

 

なんだか体がだるい、
常に疲れている感じがする…

 

妊娠がわかった頃から
倦怠感や疲労感に悩まされるママは
多くいらっしゃいます。

 

この時期は集中力も続かないので、
仕事をするのも辛いですし
家事をこなすのも一苦労ですよね。

 

しかし、安定期前で、
職場に報告するのは早いかな?と、
なかなか相談が出来ずに、
辛いのを我慢してしまったりなどと
無理をしてしまいがちなときでもあります。

 

今回は、そんな妊娠初期に感じる
倦怠感や疲労感はいつまで続くものなのか、
それぞれの原因や対処法も併せてご紹介していきます。

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倦怠感や疲労感を感じやすい原因は?

 

妊娠初期に感じる症状としては、主に
だるい、眠い、風邪のようなほてりや微熱、
頭痛や腰痛、胃の不快症状などがあります。

 

妊娠すると同時に、ママの体内では
急激なホルモンバランスの変化が起こります。
女性ホルモンのひとつである、
黄体ホルモンは妊娠を機に盛んに分泌されます。

 

この黄体ホルモンの働きのひとつに
基礎体温を上げるという作用があります。

 

受精卵が着床せず、妊娠不成立となると
黄体ホルモンは分泌量が低下し、
基礎体温も下がって生理が来るのですが、
妊娠が成立すると分泌され続けるために、
体温は高温期を維持するようになります。
この働きの為に、
熱っぽさや、ほてりを感じるようになるのです。

 

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また、この他にも子宮内膜を厚く保ったり、
子宮周辺の血流量を上げる、
出産後に備えて乳腺を発達させる、
子宮、その他の筋肉の収縮を抑える
等の作用もあります。
黄体ホルモンは、妊娠出産に必要な
様々な働きを担っているのです。

 

そして妊娠週数が進むと、子宮が大きくなり、
周りの臓器を圧迫する為に、血行不良が起こります。
血行不良はむくみやだるさに直結するため、
「体が重くて動かない!」と感じるようになります。

 

このように、妊娠に向けて、
ホルモンバランスをきっかけに
ママの体はどんどん変化していきます。
それに伴い、知らず知らずのうちに
エネルギーや体力を消耗しているので
強い疲労感や倦怠感を感じてしまうのです。

 

また、黄体ホルモンは情緒不安定になるという
厄介な作用ももっているので、
心の不調が、更に体調を悪く感じさせる原因に
なっているかもしれませんね。

 

わたしが妊娠初期の頃には、
消化器の動きが著しく悪くなってしまい
ひどい便秘に悩まされました。
常にお腹が張って息苦しく、
体も重く、気分も上がらなかったです…。

 

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体の不調はいつまで続くの?

 

体調が上向いてくる時期は
ひとそれぞれ違ってきますが、
おおよその目安として
安定期に入る妊娠5ヶ月頃から
妊娠6か月を迎える頃までには
少しづつ体が楽になってくるでしょう。

 

妊娠6か月というのは胎盤が完成し
つわりもほとんどの方がなくなっている時期です。

 

わたしの場合は、5ヶ月半ばから
調子のいい日がちらほら出てくるようになり
6ヶ月頃にはあまり気にならなくなりました。
お腹が大きくなっているので、
別の悩みは次々と出てきますが…!

 

 

少しでも楽に過ごすために

 

妊娠を継続させるうえで、
どうしても避けることのできない
倦怠感や疲労感ですが、日々、
なんとかしてやり過ごさなければなりません!

 

そのためにはまず、リラックスすることが大切です。
体が思うように動かないことで
仕事や家事が滞ってしまったり、
妊娠できた嬉しさや、心配や不安を抱えたりすると
気がつかないところで
様々なストレスがかかってしまいます。

 

ストレスが加わると、
ホルモンバランスはどんどん乱れていくので
まずは自分を責めたり、無理することなく
ゆったりとした気持ちでいることを心がけましょう。

 

まずは家事の手抜きからです!
なるべく、家族に協力してもらい
少しでも体を休めるようにしましょう。
特に旦那様には、
産後も家事を手伝ってもらいたいので
ここでしっかり慣れておいてもらいましょう!

 

夕飯はお惣菜を買ってきたり、
たまにはレトルトに頼るのもアリです。

 

妊娠3か月を過ぎたら、
軽いウォーキングやストレッチを行い
血行をよくしてあげましょう。
この時も決して無理をせず、
疲れを感じているときは休んでくださいね。

 

強い眠気には逆らわずに、
思い切って睡眠時間を増やしてみましょう。

 

また、早めに職場へ
妊娠の報告するのもいいかもしれません。
わたしは妊娠がわかってすぐに腹痛があったため、
産婦人科にかかった後すぐに上司に報告しました。

 

出勤時間を考慮してもらい、通勤ラッシュを避けたり、
休憩時間をこまめに入れてもらったりするなど、
当時の上司には沢山の配慮をしていただきました。

 

温度変化もよくありませんので、
体温調節のしやすい服装で過ごしたり
ひざ掛けやストールを持ち歩くのも
体のだるさの予防になります。

 

 

食事、栄養面からのアプローチ

 

体が感じる倦怠感や疲労感は、
貧血が原因のことも考えられます。
貧血を引き起こすと、健康上の問題は勿論、
立ちくらみや、めまいも増えて
転倒の危険もあるので要注意です。

 

妊娠中の血液は非妊娠時よりも
血しょうの量が増え、血液が薄まっている状態です。
さらに、赤血球が20−30%増え、
胎児への鉄の供給も必要となるので
貧血になりやすいのだそうです。

 

妊娠中は牛肉、鶏肉、卵などで
鉄分やたんぱく質をしっかり補いましょう。

 

貧血にはレバーがよいのですが
妊娠中は控えるようにしましょう。
レバーにはレチノールという物質が
多く含まれています。
レチノールは体外に排出されにくく
過剰に摂取してしまうと
胎児の発達によくないとされています。

 

妊娠初期のころは、つわりがひどく、
食事で栄養をコントロールするのが難しいですよね。
そんな方は医師に相談して、鉄剤や、
ビタミン剤等の処方をしてもらいましょう。

 

また、市販の妊婦用サプリもありますので
こちらも医師と相談の上、
うまく活用してみるのがいいですね。

 

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周りの協力が大切

 

妊娠すると、ママの心や体には
たくさんの変化が起こります。
嬉しさや喜び、不安や悩み、体の不調等、
休まることがありません。

 

でも、一番大切なのはママがゆったり
リラックスした状態で毎日を過ごすことです。
自分一人で抱えたりせず、家族や友人、
職場の方々に相談したり、協力してもらいましょう。

 

穏やかなマタニティライフが送れますように!

 

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