妊娠中の新婚旅行は大丈夫?〜注意点や必要な持ち物〜

妊娠中の新婚旅行は大丈夫?〜注意点や必要な持ち物〜

 

近年、マタニティで旅行をする「マタ旅」
という言葉を聞くようになりました。

 

旅行が好きな方もマタ旅を
考えるのかもしれませんが、
授かり婚や、忙しくて新婚旅行に
行っていなかった方はなおさら
赤ちゃんが産まれる前に新婚旅行に
行けるかな?と考えるものですよね。

 

赤ちゃんが産まれたらしばらくは
遠出できないし、夫と2人では旅行に行けない。

 

何より、「新婚旅行」って今しかない!
でも、赤ちゃんに何かあったら・・・
と悩むと思います。
妊娠中の旅行は、絶対に安全とは誰も
言い切れません。

 

でも時期や状態などを気を付ければ
安全に楽しい新婚旅行に行くことができます。
ここでは妊娠中に新婚旅行に行く際にの
注意点など経験談をもとにあげて
いきたいと思います。

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いつから行ける?

 

妊娠中の旅行に関して、いつから行ける
という明確な決まりはありません。

 

妊娠に気づかずに妊娠初期に行ってしまったけど
大丈夫だった、妊娠後期に入って仕事が休みに
入ってから行ったけど平気だった、
という方もいるでしょう。

 

ですが、安心して行くにはやはり16週を超え
安定期に入って初期流産の可能性が低く
お腹もそれほど大きくなっていない
妊娠中期かつ、妊婦検診で異常がないと
言われている状態で行くことです。

 

飛行機では妊娠後期は航空会社に
よっては制限もあります。

 

また、新婚旅行といえば、
グアムやハワイなどの海外も人気ですが、
妊娠中に海外旅行に行く際は
海外旅行保険に入ることをお勧めします。

 

海外旅行保険でも、妊娠による診療を
保障されないことがほとんどですが
AIU保険会社だと22週未満まで
加入することができます。

 

海外で診療を受けると莫大な医療費が
かかることがあるので、安定期で状態が
落ち着いていたとしても海外旅行保険に
入っていた方が安心です。

 

 

産科の先生の意見は?

 

妊娠中の旅行に関しては、
産科の先生に相談しても

 

「お勧めしない」「何かあっても自己責任」
と、一見冷たいような言葉が返ってくると思います。

 

私が先生に相談した時も
「赤ちゃんは順調だし状態も問題はないけど
旅行は日常と違うから何が起きてもおかしくないし
大丈夫だと言うことはできない」と言われました。

 

先生も病院外のことに責任は持てません。

 

旅行に行く時は何があっても自己責任だ、
ということを覚悟しましょう。
赤ちゃんのために余裕のある
日程、場所、スケジュールを考えることが大事です。

 

 

旅行の注意点

 

では、旅行に行く際は何を
気を付ければいいのでしょうか。
まず旅行先ですが、
これは本当に個人差があると思います。

 

 

赤ちゃんが心配だから近場にしようという方
もいれば、せっかくだから遠くに
行こうと思う方もいるでしょう。

 

ちなみに私は、こんなに長期で旅行に
行けることはないだろうということと

 

結婚当初からここに行きたいと
話していたこともあり思い切っ
てラスベガスとハワイに6泊8日で行きました。

 

ラスベガスに行くには10時間以上のフライトが
ありましたし現地は日本よりも暑い
日本語も通じないラスベガスから
ハワイへのフライトもあるハワイからの
帰国も8時間かかると、
妊娠していなくても大変そうなことは
多々ありましたが、行ってよかったと
本当に思っています。

 

ヨーロッパに行く方もいます。

 

海に行っても海には入らない方がいいですし
激しい動きのあることもできません。

 

妊娠中でも楽しめることを考えて行き先を決め
楽しい旅行ができればとてもリフレッシュになります。
夫婦でよく話し合って行き先を決めましょう。

 

 

次に、旅行の持ち物として、
母子手帳を忘れてはいけません。また、

 

・検診の経過がわかるもの
・お薬手帳などの診療情報
・かかりつけ医の連絡先のわかるもの
・親などの緊急連絡先のわかるもの

 

を持っていた方が安心です。

 

 

海外に行く場合は、現地で日本の薬は
なかなか手に入らないので心配なことが
あれば妊娠中でも飲める薬を調べるか、
検診時に相談して処方してもらい
持参するようにしましょう。

 

 

移動手段は?

 

心配なこととして飛行機での移動があると思います。
まず飛行機に乗ることで受ける放射線被曝ですが
これは胎児に影響するほどの数値はありません。

 

里帰り出産で妊娠中や産後間も
無く飛行機に乗る方もたくさんいます。
被曝について心配することはありません。

 

飛行機で心配なのはエコノミークラス症候群です。

 

妊娠中はむくみやすく、
エコノミークラス症候群になりやすいと
言われています。

 

エコノミークラス症候群になるのを防ぐために

 

・水分を意識して多めに摂る
・加圧系のソックスを着用する
・1〜2時間起きに席を立つ、トイレまで歩く
・座ったままでも足をもむ
・足首を上下に動かしたり回したりする

 

などを気をつけましょう。

 

車や新幹線の移動の方が

 

エコノミークラス症候群の心配は
少ないと思いますが上記の点は
気にしておくといいでしょう。

 

また、妊娠中はトイレが近くなるので
トイレに行きやすい通路側の席や
トイレに近い席を選ぶのもいいことだと思います。

 

飛行機の場合、金銭的に余裕があれば
ビジネスクラスを取ってもいいですし、

 

多くの航空会社には少し席が広い
エコノミークラスというものもあります。

 

エコノミークラスに少し料金をプラスして乗れるので
利用するのもいいと思います。
私もデルタ航空で利用しました。

 

また、旅行先での移動手段もよく考えましょう。

 

妊娠前のようにあっちこっち歩き回るのは大変です。

 

疲れてお腹が張ってしまったり
異常が起きてしまっては後悔では済みません。
余裕のあるスケジュールを組んで

 

無理に歩かず休み休み楽しむことを心がけてください。

 

 

無理なく楽しい妊娠中の新婚旅行を

 

産後は本当に時間がありません。
夫婦2人で何かする、なんて、いつに
なったらできるのかもうすぐ
1歳の子を持つ私でも未知の世界です。

 

今しかない新婚旅行を妊娠中だからと
諦めてしまわずにきちんとした
事前準備と体調管理をして楽しんでほしい。

 

経験者として心からそう思います。

 

お母さんの楽しい気持ちは
赤ちゃんにもきっと伝わります。

 

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