妊娠中の水腎症の自覚症状は?〜治療法や過ごし方の経験談〜

妊娠中の水腎症の自覚症状は?〜治療法や過ごし方の経験談〜

 

妊娠がわかり、お腹が大きくなってくると
これまでに感じたことの無い
体の異変に気づくお母さんも
いるかと思います。

 

妊娠中に起こりやすいの
症状の1つに「水腎症」があります。
突然の痛みにびっくりしたり、
不安になってしまいますよね。

 

今回はそんな水腎症の自覚症状や
原因、治療法について
紹介していきたいと思います。

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水腎症とはどんな病気?自覚症状はある?

 

水腎症とは、尿管が狭窄・閉鎖して
しまうことで腎臓から尿が流れず、
腎盂(じんう)とよばれる腎臓の部位に
尿がたまることによって起こる病気です。

 

初期症状はほとんどなく、
自覚症状が出てきた頃には、
ほとんどが症状が進行している
状態のことが多いようです。

 

水腎症の主な自覚症状とは、
尿漏れ、下腹部や腰、わき腹の痛み、発熱、
倦怠感、吐き気や嘔吐などなのですが、
これって妊婦特有のものも多くないですか?

 

私もまさにそうで、今思うと水腎症の症状
だったのかもしれませんが、尿漏れは
子宮が大きくなったからだと思っていましたし、
吐き気や嘔吐もつわりが原因だと思いました。

 

結局どちらが原因だったのかは
わかりませんでしたが。

 

でもこのような自覚症状の中でも
「腰やわき腹の痛み」が
一番わかりやすいと思います。

 

私の場合は、立っていられないくらいの
激痛だったので、あれ、
これはなんかおかしい・・・
と感じられる方が多いと思います。

 

その場合は、早めにかかりつけの
病院を受診してくださいね。
水腎症は、通常の妊婦健診で行う
「腹部超音波(エコー)検査」で
確認することが出来ます。

 

次は水腎症の原因を紹介していきます。

 

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水腎症の原因とは

 

通常の水腎症の原因は、
結石や泌尿器系の腫瘍、尿管や膀胱の
炎症など様々ありますが、
妊娠性の場合はこれらとは少し異なります。

 

妊娠性水腎症の場合の原因は、
大きく分けて2つあります。

 

1つめは、妊娠によって大きくなった
子宮が尿管を圧迫することに
よって起こるものです。

 

妊娠中に起こるほとんどの場合がこの理由に
あたり、出産により子宮が元の大きさに戻ること
で、症状も改善されます。

 

2つめは、黄体ホルモンの分泌によるもです。
この黄体ホルモンとは、特に妊娠初期に
分泌が盛んになるもので、これにより尿管の
筋肉の働きが鈍くなり、尿をうまく体外に
排出することが出来ずに腎臓に尿が
たまってしまいます。

 

 

妊娠6ヶ月で水腎症になった私の経験談

 

私は、安定期に入った妊娠6ヶ月目に
水腎症が発覚しました。
右側の腰に違和感を覚えつつも、
「おなかが大きくなってきたから、
腰痛も出てきたのかな」
くらいに考えていたのですが、

 

ある日の仕事帰りに
急激な右腰の激痛に襲われ、
正直立っていることも困難な程でした。

 

これはおかしいと思い、慌てて
かかりつけの産婦人科を受診。
超音波検査で診断してもらったところ、
右側の腎臓に尿がたまり腫れているのが
素人の私にも見てわかるほどでした。

 

但し、結石によって腫れているのか、
妊娠による子宮の増大によって
腫れているのかはCT検査をして
みなくてはわからなく、妊娠中なので
CTは受けるべきではないということで

 

はっきりとした原因はわかりませんでしたが、
おそらく妊娠性のものだろうとのことでした。

 

今後の治療については、これ以上の激しい
痛みが続くようであれば、泌尿器科を受診し、

 

カテーテル管を挿入して体外に尿を排出
する処置が必要になるが、なにせ管の挿入は
痛いこと、また、カテーテル挿入部からの
感染の可能性もあるため、痛みどめ
(カロナール)を服用しながらの経過観察
となりました。

 

ここから、それ以降の妊婦健診では子宮と
一緒に腎臓の状態も診てもらうことと
なりましたが、特段悪化することもなく、
また、痛みも徐々におさまってきたため、
そのまま出産に臨みました。

 

そして産後の1ヶ月検診にて無事に
水腎症の完治となりました。

 

 

水腎症の治療法と妊娠中の過ごし方

 

妊娠性の水腎症の場合は、よほど重度な
ものではない限り痛みどめを服用しながらなどの
経過観察が多いそうです。

 

また、妊娠後期であるおおよそ32週頃から
子宮が下がってくることにより尿管への圧迫が
少なくなり、痛みがやわらいでくることもあります。

 

そこで日々の過ごし方が重要になってきます。

 

まず、水分の摂取を意識的に行うことです。
1日1.5リットル以上の摂取が望ましいと
されています。

 

そして我慢せずにこまめにトイレにいくことも
大切です。重いお腹をかかえてのトイレは
とても大変で、我慢したくなる気持ちも
わかりますが、尿意を我慢してしまうと
水腎症が悪化する可能性もあります。

 

我慢せずに行くようにしましょう。

 

夜眠る際には痛みの無いほうの腰を下にして
眠ると楽ですが、私はどうしても寝返りを
打ちたいときがありました。

 

そんなときには、抱き枕などを
使って痛みのあるほうの腰を
少し布団から浮かせるようにすると、
痛みをあまり感じませんでしたよ。

 

 

痛みと上手に付き合いながら、無理の無いように過ごしましょう

 

突如激しい痛みに襲われると、
お腹の中の赤ちゃんに影響はないのか、
無事に予定日まで過ごせるのか、など
不安になることも多いかと思います。

 

また、痛みどめを服用することに
抵抗のあるお母さんもいるかと思いますが、
痛みをかかえたまま毎日を
送ることのほうがよっぽど大変で、
大事な体にストレスがかかってしまいます。

 

病院では、妊娠中でも服用できる
痛み止めを処方して
もらえるので大丈夫ですよ。

 

出産まであと少し!
可愛いわが子を元気に産むためにも、
少しでも痛みを感じた時には無理をせずに
しっかりと休養を取るようにしましょう。

 

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