子宮頚管無力症の症状は?二人目以降の出産は大丈夫?

子宮頚管無力症の症状は?二人目以降の出産は大丈夫?

 

待ちに待った妊娠。マタニティヨガもやってみたいし、
旅行にも行っておきたい。
でも、無事に出産できるまでには、
これまでまったく知らなかった
さまざまなトラブルを
かかえることもあるんです。

 

今回は放っておくと
早産の原因にもなってしまう、
子宮頚管無力症の症状や
二人目以降についてご紹介します。

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子宮頚管ってどこにある?

 

子宮頚管は子宮の出口に当たる部分を指します。
出産のときは赤ちゃんは
子宮頚管を通って外に出てきます。

 

子宮頚管の平均的な長さは、
3.5cm〜4.5cmほどといわれています。
陣痛が始まると、赤ちゃんの出てくる
力におされ、子宮頚管は短くなります。
更に押されると、子宮頚管の先端が開き、
子宮口○○cmとよばれ、
出産の進み具合の目安とされます。

 

子宮頚管が短くなるということは、
赤ちゃんが出てきてしまう
可能性がある事を意味します。

 

子宮頚管の長さは、経腟エコーで
測ることができますが、測ってみてはじめて
短くなっていると確認できるので、
症状が出てしまってから、
診断されることになります。

 

 

子宮頚管無力症ってどんな症状?

 

子宮頚管無力症とは、
陣痛が始まっていないのに、
子宮口が開いてきてしまう病気のことを言います。

 

この病気の怖いところは、自覚症状がないこと。
痛みや、強い子宮の収縮が無くても
気づかないうちに子宮口が
開いてきてしまいます。
定期的に健診を受けていないと
見つけることができないんです。

 

妊娠初期では赤ちゃんは
まだ小さいですが、赤ちゃんが
大きくなってくると、
赤ちゃんの重みで子宮口が開いてきてしまい、
早産の原因にもなります。

 

それだけではなく、子宮口が開いてしまうと、
中に雑菌が入ってしまい
その結果早産につながってしまいます。

 

子宮頚管無力症と気づくには、
検診を受ける以外方法はありません。
いつもとおりものの様子が違う、
出血があるなど、普段と様子が違う様なら
次の検診を待たずに、受診しましょう。

 

 

子宮頚管無力症になってしまったらどうしたらいい?

 

検診の時に子宮頚管が短くなっていると
いわれたら、安静が必要になります。
普通に生活していると、赤ちゃんの重さで
子宮頚管がどんどん短くなってきてしまいます。

 

子宮頚管無力症と診断された場合は、
子宮の出口をひもで縛って
それ以上開かないように処置をすることがあります。

 

うまくいけば、通常の生活を送れるよう
になるので、仕事をしている方や、
兄弟がいて安静にできない方などは、
安心して生活ができるようになります。

 

その後は、37週を待って抜糸をして、
お産が始まるのを待ちます。
抜糸後すぐにお産が始まることもありますが、
予定日になるまで産まれなかったということも。

 

場合によっては手術をしないで、
入院になることもありますが、
その場合は、張り止めの点滴をしたり
安静に過ごしながら経過を見ます。

 

 

1人目の妊娠で子宮頚管無力症だったら2人目以降は?

 

子宮頚管無力症と診断された後の妊娠時は、
全員再発するということではありませんが、
余裕を見てあらかじめ
縛る処置をすることが多いようです。

 

上に兄弟がいると、安静にすることも難しいですし、
無理をすることも多いので、
念の為に処置をしてもらえたほうが
急な入院や安静を避けることができますね。

 

 

妊婦検診は大事!

 

子宮頚管無力症について
ご紹介しましましたがいかがでしたか?

 

医療技術が進歩したとはいえ、
赤ちゃんにとっては、1日でも長く、
おなかの中にいてもらった方が、
どんな治療より赤ちゃんを守って育てることになります。

 

しっかり検診を受け、トラブルを未然に防ぎ、
安心した妊娠生活を送ってくださいね。

 

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