不妊治療、辛いと思った方に読んでほしい乗り越え方

不妊治療、辛いと思った方に読んでほしい乗り越え方

 

私は、自分が不妊だと気付いてから
妊娠するまでの3年間、
仲間だと思った人はいませんでした。

 

幸いパートナーがとても理解ある男性なので、
辛い経験から沢山救ってもらいましたが、
自分で乗り越える、または切り捨てる事
の方が圧倒的に多かったと思います。
今回は、その乗り越え方を
ご紹介したいと思います。

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病院との相性

 

まず初めに不妊外来に行こうと決めた時、
ネットで都内にある沢山の
不妊専門クリニックを調べました。
といっても、不妊治療に対してまだ
知識が無かったので、自宅と会社との距離を優先にし、
某有名クリニックを予約しました。
初回来院時に感じた事が以下です。

 

@赤ちゃん連れ(2人目不妊)が多数
A受付の女性が目を見ない
B順番待ちは名前で呼ばれる
C先生が上から目線

 

@〜Bに関しては前もって
調べれば良かったのですが、
不妊で悩んで藁をもすがる思いで
行ったクリニックの先生が、
典型的な“ロボット先生”でした。

 

淡々とした説明や診察のほうが
気楽で良いという方もいらっしゃると思います。
でも私は、親身になってくれる
という前提の気持ちがあったので、
そのギャップに、なんと初日からトイレで泣きました。

 

初診料、診察代、その日の
ホルモン剤費用全て
しっかり支払いましたが、
私がそのクリニックに
行ったのはその日が最後です。

 

これは乗り越え方とは違うかもしれませんが、
不妊治療にストレスは大敵です。
たとえ腕が良くても、院内環境と
先生との相性はとても重要なので、
ダメと思ったらすぐに
次に切り替える事も大事だと思います。

 

 

家族からのプレッシャー

 

私には既婚の兄がいますが、
男性不妊のため子供がおりません。
重ねて私も不妊治療の身。
両親には数年間寂しい思いを
させていたと思います。

 

しかし、両親は私に孫の催促など全くせず
「子供(私と兄)が幸せならそれで良い」と
言ってくれていました。

 

一方、主人の弟には2人子供
(長男長女)がおります。
不妊治療を始めて2年程経ち、
体外受精の準備を進めていた時、
主人の弟嫁(私より2歳年下)という、
意外な所からアッパーを食らいました。

 

「お姉さん、結婚7年目ですよね?
子供作らないんですか?
大変だけどかわいいですよー。
今は不妊治療してる人も
多いみたいですよ。」と。

 

(知ってるよ、あなたの何千倍も
私は色々調べてるからね。)
と思いながらも
薄ら笑顔で「そうねー」なんて返していると

 

主人が「2人の生活って超幸せだよ。
子供できたら、ラブラブなのを
その子供に自慢するんだー」と。
救われました。
普段からパートナーと
しっかりコミュニケーションを取り
不妊治療と向き合うことで、
周りからの攻撃にも二馬力で戦えます。

 

 

 

同年代の友達

 

30代になると出産ラッシュが来ます。
私の周りにも漏れなく来ました。
仲の良い4人グループの中、
私が一番早く結婚したのですが、
ついに私だけ子供がいない状況になりました。

 

3人目の友人の妊娠報告を受けたら、
私は一度フェードアウト
しようと決めていました。

 

実際にLINEのグループで、
妊娠の祝福を伝えると同時に、
自分が2年間不妊治療をしている
事と体外受精にまで進んでいる事を
カミングアウトし、正直に
「子供ができるまでは、母親の皆と笑顔で会話できない」
と告げました。

 

それからは、赤ちゃんの成長写真や
子育ての会話を見なくてすむようになり、
心の中の黒い部分が薄くなりました。

 

これで友情が終わるなら
それまでの関係だという事ですが、
妊娠→出産を機に、先輩ママの3人が
今も色々教えてくれたり
心配してくれるので、
とても有難い存在です。

 

「不妊治療に必要ないもの」
を見極めて、一度距離をおく事も
ストレスフリーにするために
大切だと思います。

 

 

旅行や外出先

 

私達夫婦は車で旅行する事が大好きです。
電車でのんびりもしたいのですが、
犬を2匹飼っているため
基本は車でのお出掛けです。

 

温泉宿や色んな施設に行くと、
私達と同年代の家族連れが多くいます。
治療を始めた頃は、その事が
本当に辛くて出掛ける事
自体が億劫になっていましたが、
犬がいる事により、自然とペット可や
人が少ない場所を目的として
出掛けるようになりました。

 

そのうち
「自分達だけが知っている秘境探し」
が目的になり、綺麗な空気を吸いながら、
夫婦と犬だけの空間を楽しむ休日を
過ごしていました。

 

子供が出来たら行きたい所は
沢山あるけれど、今だから行ける所を
探して、夫婦の時間を大切に
過ごすことも大切だと思いました。

 

 

仲間はいないけど1人ではない

 

冒頭で、不妊治療には仲間は
いないと書きました。
その通り私にとって分かち合える
仲間はいませんでした。

 

ただ、私の健康を気遣ってくれる
両親や、勝手わがままをきいてくれる友人、
そして、自分の気持ちを
汲み取ってくれるパートナーはいます。

 

不妊治療自体は自分との戦いですが、
それ以外の面では周りに
甘えても良いと私は思います。

 

利害関係なく甘えさせてくれる人は、
これからもずっと付き合っていく人です。
あなたもきっと1人ではありません。

 

 

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