妊娠後期の腰痛を楽にする方法と予防法について

妊娠後期の腰痛を楽にする方法と予防法について

 

妊娠中は様々な身体のトラブルが
出やすくなりますが
なかでも多くの妊婦さんを
悩ませるのが腰痛です。

 

後期でもまだお仕事をされている
方もいらっしゃいますし
動けるうちに散歩を頑張りたい、
あちこちお出かけしたい
という方も多くいらっしゃるでしょう。

 

そこに腰痛が出てしまうと
どうしてもお腹の重さも相まって
思うように動けなくなり
身体の不調だけでなくストレスに
繋がってしまう可能性もあります。

 

できるだけ避けたい妊娠後期の腰痛
どうしたら予防することができるのか
また、痛みが出たときに楽にする方法
をご紹介していきます!

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妊娠後期はどんな時期?

 

妊娠後期はいよいよ出産が
近づいてくる時期。
妊娠8ヶ月〜10ヶ月を指します。
お腹が大きくなり、前にせり出してきます。
動きも活発になってくるため、
お腹の外側から見ても
赤ちゃんの動きが分かることもあります。

 

この時期になると
赤ちゃんはほとんどの器官が完成され
リスクはありますが、万が一早産で
生まれてしまっても
きちんと育っていくことができます。

 

お母さんは大きくなったお腹を抱え
出産に向けての身体の準備もピークになり
身体にいろいろとトラブルの出やすい時期です。

 

大きなお腹をしっかりと
支えられるように
妊娠すると下半身ががっしりと
してくるとは言いますが
それでも妊娠後期になると
赤ちゃんの体重だけでも
1〜3kgになりますのでかなりの負担になります。

 

私は今回ご紹介する腰痛の他に
恥骨痛という、足のつけ根付近に痛みが出て
動く度に声をあげてしまうような時期でした。

 

出産前の準備などで忙しくなってくる
時期ではありますが
無理のしすぎは禁物なのが妊娠後期です。

 

関連記事
妊娠後期、臨月の恥骨の痛みの原因や実際に効果があった対処法

 

 

妊娠後期に腰痛がひどくなるのはなぜ?

 

妊娠後期ともなると、
お腹はだいぶ大きくなり
大きくなったお腹は前にせり出してきます。

 

その大きなお腹を抱えて、
倒れないように身体を支えるために
腰や背中が反ったような状態が
基本姿勢になってきます。

 

 

そうなると背中や腰にかかる
負担が大きくなり
腰痛の症状が出やすくなるのです。

 

試しにお腹を突き出して
背中を反らせ姿勢をしばらく
キープしてみると
分かりやすいと思いますが
少しの間、そのような体勢を
続けただけでも腰に負担が
かかるのが分かります。

 

また、出産に向けて分泌量が
増加するホルモンの影響で
腰痛の痛みを引き起こしやすくなるとも
言われています。

 

妊娠後期になるとお母さん
自身の体重も増加しやすくなりますので
そのために腰痛が出やすく
なるとも言えますね。

 

私もこの妊娠中の腰痛には
だいぶ悩まされました。
もともと姿勢があまり良くないせいか
妊娠前から腰が痛くなりやすい
タイプではありましたが
案の定、2度の妊娠のどちらも
腰痛でつらい思いをしました。

 

特に妊娠後半は常に腰が痛いか、
倦怠感があるような感じでした。

 

うつぶせに寝て、思い切り腰を
バキバキとマッサージしてほしい!
と思ったところで、大きなお腹を
抱えていてはうつぶせにもなれません。

 

痛い、だるいけれども
大きなお腹を抱えていては
なかなか楽な姿勢もとれないということで
ずるずると悪化しやすいのが
妊娠後期の腰痛です。

 

 

妊娠後期の腰痛を予防するためには

 

お腹が大きくなってきて動きにくくなり
身体の筋力が低下してしまうと
腰痛が出やすくなります。

 

無理のない程度に運動をすることは
腰痛の予防に繋がります。
散歩やマタニティヨガなどで
定期的に身体を動かすように
するのがおすすめです。

 

マタニティスイミングなどは
腰に負担がかかりにくいのでおすすめです!

 

軽い運動は筋力の低下を防ぐだけでなく
急激な体重増加による身体への
負担も予防することに繋がります。

 

腹帯やマタニティ用のガードル、
骨盤ベルトなどでお腹を支えたり、
緩んでいる骨盤を安定させることで
腰への負担を減らすこともできます。

 

私もお腹が大きくなってからは
腹帯必須!の日々でした。
真夏などは暑くて装着するのを
ためらってしまいますが
付けていると腰への負担が全く違います。

 

腰痛が出ないための予防にも
出てしまってからの痛み軽減にも
効果的ですのでサポート力の
強いベルトや腹帯はとても役に立ちます。
産後の骨盤引き締めにも使えますよ!

 

あとはとにかく冷やさないことが大切!
腰を冷やすと痛みが出やすくなります。
寒い冬場はしっかり防寒するので
冷えにくいのですが
盲点なのが夏場のクーラー。

 

妊婦中は特に暑がりになりますので
つい睡眠時などもクーラーを強くしすぎて
身体を冷やしてしまいがちです。

 

暑い時期でもお風呂で湯船に
つかって血行を良くし
クーラーで身体が冷えないように
きちんとタオルケットをかけるなどして
冷え対策を行ってくださいね!

 

 

 

腰痛が出てしまった場合、楽にする方法

 

 

腰痛が出てしまった場合
完治するということは難しいので
出産して楽な姿勢がとれるように
なるまではできるだけ痛みを
和らげるような対処をとっていきます。

 

腰痛対策として私が一番効果を感じたのは
イスに座る際に腰の反っている部分に
クッションを置くと、腰への負担が減って
とても楽に感じました。

 

妊娠後期に出席した結婚式の会場で
スタッフの方が置いてくださったのですが
クッションのおかげで長時間座っていても
腰痛がひどくなることがありませんでした。
それ以来自宅でもクッションが
手放せなくなりました!

 

クッションが柔らかく腰を
支えてくれるのでおすすめです。

 

マッサージをして痛みのある部分を
もみほぐすのも効果的です。
大きなお腹では自分で後ろに手を回して
腰をもみほぐすことはできませんので
おうちの方に頼んでやってもらいましょう。

 

あまり強くもんでしまうと刺激が強すぎるので
温めるようにさする程度から、少し力を入れて
グッと押す程度までにとどめましょう。

 

座った姿勢がつらい場合は横向きに寝た状態で
マッサージをしてもらうのもいいですね。
温めることで痛みがやわらぐことも
ありますので手でさすって
温めるだけでもだいぶ違いますよ!

 

セルフケアでのマッサージが不安な場合には
専門の整体や鍼灸にかかるのも1つの方法。
ただし事前にお医者さんに
相談してからにしましょう。
最近では妊婦さんへの施術に
特化した施設もありますので
あまりに腰痛がひどい場合には
一度相談してみるのもいいですね。

 

 

 

妊娠後期の腰痛 しっかりと予防・対策を!

 

腰に負担のかかる妊婦さんの姿勢では
腰痛が出てしまうのも無理はありません。

 

しっかり予防・対策を行えば
痛みを最小限に抑えることができます。

 

動くのもつらいような腰痛が出てしまうと
せっかくのマタニティライフも
楽しむことができずに終わってしまいます。

 

簡単にできる予防、対処方法ばかりですので
これから妊娠後期を迎える方も
現在腰痛でお困りの妊婦さんも
ぜひ実践してみてくださいね!

 

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